cogmaとは、、、

概要

近年の技術革新がもたらした情報機器の小型・高性能化により、これまでは 考えられなかった多様な機器による情報通信ネットワークが出現しつつあります。これは、まさに ユビキタス情報環境が現実のものとなりつつあるといえるでしょう。

たとえば、近年の乗用車には、多数の組込み型のマイクロプロセッサが導 入されており、情報ネットワークによって互いに接続されています。
これによってカーステ レオや、ナビゲーションシステムのみならず、エンジン・ブレーキ・ライトといった運転に重要 な役割を果たす機器までもがネットワークを通じて制御されています。
また、家庭に目を向 ければ、様々な家電においても多数のマイクロプロセッサが導入されておりビデオデッキ・テレ ビ・ステレオ・ エアコン・電子レンジといった機器が情報通信機能を搭載しつつあります。
しかし、現状では、ほとんどの情報通信機器は特定の用途に限られた通信機能のみを持ち、他の 機器との連携や動的環境への対応は 考慮されていません。
これからのユビキタスな環境が 広がるにつれて 、多様性が増すであろうネットワーク機器に対し、動的環境に適用し、拡張可 能なシステムを容易に構築できる枠組みが望まれています。このようなソフトウェアを、我々は ユビキタス基盤ソフトウェアと呼びます。

 本プロジェクトでは、一時的に会議や展示会に持ち込ま れる機器や、家庭やオフィスの情報機器においても、事前の設定なしに、また、特定のサーバを 必要とせずに利用できるアドホックネットワークを構築し、その上で機器間の連携アプリケーシ ョンを容易に 実現するミドルウェアcogmaを構築しています。

本ミドルウェアは、以下の項目を主な目的として構築され ています。

(1)組込み機器を主な対象としながらも、通常のノートPC上でも動作

(2)センサや制御機器の動的な脱着や、電源断への対応

(3)異なる機能を持つ複数の組込み機器の連携

また、本ミドルウェアでは、移動ソフトウェアの技術を導入し、ソフトウェア 自身も事前に準備することなく実行を可能にしています。この機能によって、一度設置した組み 込み機器でもバージョンアップや設定変更を容易に行うことができます。特に論理ネットワーク コンフィギュレータという機能を持つため、GUIを持つ端末から、組込み機器を遠隔で制御/監視 することが可能になっています。
また、本ミドルウェアは、TCP/IP・シリアルといった複数のネットワークを利用することが可能 であり、その上で事前に準備なしにアドホックネットワークを構築することが可能です。各機器 は、組込み機器としての情報を保持しており、これを互いに交換することによって、連携動作を 行うことが可能になっています。

本プロジェクトでは、具体的なシステムとして「スマート 会議室」を実現しました。スマート会議室では、液晶プロジェクタ、表示用PC、ライト等の機器 を組み合わせ、これらの機器を連携した利用が可能になります。

知的所有権

アドホックネットワーク環境における組み込み機器間の 連携用ミドルウェア" に対する知的所有権は情報処理振興事業協会(IPA)と河口信夫が共有 しています。
その他の知的所有権については、各プロジェクト毎に設定されています。お問い合わ せください。

謝辞

本プロジェクトの一部は、以下の研究助成・プロジェクトに よって、支援されています。

  • 平成13年度:情報処理振興事業協会(IPA)の委託により、財団法人ソフ トウェア工学研究財団(RISE)が実施した
      「平成13年度高度情報化支援ソフトウェアシーズ育成事業」
      「アドホックネットワーク環境における組み込み機器間の連携用ミドルウエア」
  • 平成14年度〜平成15年度:経済産業省 大学発事業創出実用化研究開発事業
    • 「バイナリポータブルなP2P型情報機器連携システム」
  • 平成14年度〜平成16年度:新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 産業技術研究助成事業
      「安全なユビキタス社会を実現する組み込み機器用アドホックネット基盤ソフト」
  • 平成14年度〜平成18年度:文部科学省 若手任期付研究員支援
      「ユビキタス情報通信環境の高度利用手法」
  • 関連資料

    河口信夫,稲垣康善:cogma:動的ネットワーク環境における組み込み機器間の連携用ミドルウェア, 情報処理学会コンピュータシステム・シンポジウム,pp.1--8,Nov.2001.[論文] [発表資料]

    河口信夫, 梶克彦, 稲垣康善:"Appliance Bonding:情報家電間連携の動的な指示手法",情報処理学会 情報家電コンピューティング研究グループ,第3回研究会予講集,pp.29-34, Jun.(2002).[論文]

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    連絡先

    本プロジェクトに関するお問い合わせは、以下にお願いします。

      名古屋大学 情報連携基盤センター
      情報基盤ネットワーク研究部門 助教授 河口信夫
      TEL: 052-788-6021 FAX: 052-788-6023
      e-mail:kawaguti@itc.nagoya-u.ac.jp

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